【人見知り解消?出会いの場?】サッカーとは別?フットサルの魅力

サッカー
Indoor football in a sports hall.

サッカーとフットサルの違いについて

 サッカー人気の影響で注目されたスポーツと言えば、フットサルではないでしょうか。

 近年ではデパートや駅の屋上でもコートができていて、土日はもちろん平日のお昼の時間や、夕方から仕事終わりと、年代・性別を問わず一緒にプレーができるのも魅力です。

 実際にチームに加入することなくプレーもできるので、サッカー経験者はもちろん、初心者の方でもフットサルのスクールなどありますので、気軽に始められますよ!!

 そんなフットサルについてサッカーとの違いを中心に説明していきたいと思います。

1.コート

 サッカーは大きなグラウンドで行われ、コートのサイズについてはタッチライン(コートの長い方のライン)の長さは90~120m、ゴールライン(コートの短い方のライン)の長さは45~90mの規定があります。

 フットサルは屋内または屋外の小さなフィールドで行われ、フィールドのサイズについてはタッチラインの長さは25~42m、ゴールラインの長さは16~25mの規定があります。

 サッカーコートの1/4から1/10ほどの大きさになりますし、小学生のサッカーコートより小さいサイズでプレーするので、狭いスペースで動き回ると同時に個々の技術や仲間との連携がより重要です。

2.ボール

 サッカーは5号球と呼ばれる軽くて、バウンドが大きなボールを使います。

 フットサルは4号球と呼ばれる小学生サッカーで使用するボールの大きさになりますが、通常のサッカーボールより少し重く、バウンドが小さいのが特徴です。

3.人数

 サッカーは各チーム11人(ゴールキーパー1人を含む)で構成され、フットサルは各チーム5人(ゴールキーパー1人を含む)で構成されます。

 サッカーは通常主審1人、副審2人で構成されますが、フットサルは通常主審1人、副審1人で構成されます。

4.シューズ

 サッカーは通常サッカースパイクを使用します。

 小学生の低学年であるとトレーニングシューズを指定される場合も…。フットサルではサッカースパイクの使用が禁止されていることが多いため、フットサル専用のシューズが必要です。

 フットサルシューズは、大きく人工芝用とインドア(室内コート)用に分けられ、それぞれ特徴が異なります。

 人工芝用については足裏に小さな凸凹が付けられているシューズで、芝が張られていないコートでは使用できません。

 屋内、屋外を問わず、人工芝のコートなら使用します。

 体育館のような室内コートでフットサルをする際は、足裏に凸凹が付いていないインドア用シューズが必要です。

 最近はソール部分があめ色でないものもたくさん出てきましたが、床に色が着いてしまうのを避けるため、ソール部分があめ色のもの以外は使用できない場合もあります。

 フットサルシューズについてはデザインもおしゃれなものが多く、普段使いで使用する方も多いです。

5.ルール

 サッカーについてもかなり複雑なルールで経験者でもわからないことも多いですが、フットサルにもサッカーとは異なる独特なルールがあるのでいくつか挙げていきます。

・オフサイド

 サッカーで複雑なルールの代表格であるオフサイドはフットサルにはありません。

 そのため縦パス一本でチャンスを作ったり、細かいパスワークでスピーディーに展開できます。

・選手交代

 サッカーは交代人数が大会によって決まっており一度交代した選手は再度出場することはできません。

 また交代のタイミングについても特定のタイミング(スローイン、コーナーキック、ゴールキックなど)といったプレーが止まっているときに交代エリアで行います。

 フットサルは試合中に無制限で交代が可能で、一度交代した選手も再度試合に出場することが可能です。

 交代のタイミングも自由に行え、交代エリアで行いますので、試合中にフィールドプレイヤーが全員変わったり、ゴールキーパーとフィールドプレイヤーを交代して行うパワープレーというフットサルならではの戦術もたまに観れるかもしれません。

・キックイン

 サッカーではタッチラインから出たボールについてはスローインをします。

 フットサルではキックインで試合が再開されるため、キックインをチームごとに戦術を作ることでチャンスを多く作る事ができるのでとても重要です。

・第2PK

 サッカーにはない、フットサル特有の「第2PK」というルールです。

 これはチームのファウルの合計が前半後半でそれぞれ5つになった場合、6つ目のファールから第2PKが適用されます。(時間の短い大会だと第2Pk適用のファール数が少なくなることもあります。)

 その場合相手チームに対して、ゴールまで10mの位置からの直接フリーキックが与えられるというルールです。

 第2PKは得点の大きなチャンスとなるので、ファウルが多くなってきた時には十分に注意してプレーしましょう。

・バックパス

 サッカーではゴールキーパーにパスを出すシーンを何度も見ますし、足で出されたパスを手でキャッチする、という反則は特にルールはありません。

 フットサルは違います。サッカーと同じ反則はもちろんありますが、ゴールキーパーが触った(ボールを蹴ったり投げたりした)後に、ハーフラインを超えるか、プレーがずっと自分のチームがボールを保持している状況で相手がボールを触れる前に、再度ゴールキーパーが触った場合(手でなくても、足でも)も反則となります。

 その場合はゴールキーパーがボールを2回目に触れた場所からの間接フリーキックとなります。

 ルールもかなり複雑なので、ゴールキーパーのクリアランスがあった場合は、バックパスの反則を取られてしまうのでゴールキーパーにパスしない、最悪タッチラインのボールを出す、といった形で決めてしまうのが賢明かもしれません。

・4秒ルール

 フットサル独特のルールで、少しバスケットボールにも近いルールになっています。

 キックイン・ゴールキーパーからのクリアランス、直接フリーキックなど、セットプレーを開始するまでの時間制限があります。これが4秒ルールです。

 例えば、コーナーキックを開始する際に、審判が手を挙げ、指を使って4秒を数えます。

 4秒以内にボールを蹴らないと、相手ボールになってしまいます。

 フットサルの魅力であるスピーディーな展開を維持するためにも、この4秒ルールはフットサルの本質を保つためのルールでもあると言えます。

 サッカーに慣れてしまっている方には、少し難しいかもしれないこの4秒ルール。

 このファールを取られてしまうとたちまちピンチな状況に追い込まれてしまうので、しっかりと覚えて、フットサル大会や試合に臨みましょう。

フットサルをプレーする方法

 サッカーとフットサルの違いをお伝えし、フットサルについての理解が深まってきたところでフットサルを実際にプレーしたいが、初心者であるからうまい人とやるのは嫌だなぁ、仕事が終わったら帰りたい、公園でボール蹴るのは禁止されているしできない、昔のチームメイトで集まっても運動する場所を確保するのがめんどくさいから今回も飲み会で、などの悩みがあるでしょう。

 これらは様々なフットサルの参加の仕方を通して解決できますので紹介します。

1.大会

 フットサル施設のサイトを閲覧すると、一日がかりではなく午前または午後の半日で終わったりするものもあるので、調整が利きやすいのがメリットです。

 大会のランクもあり、ウルトラビギナー(初心者)からオープン(競技系と呼ばれる経験者ばかりの大会)など細かく分類されており、ビギナークラスだと試合に経験者は2人しか同時に出場してはダメ、といったルールを設けているフットサル大会もあります。

 大会で優勝すると商品も出たりすることもあるので、チームのみんなで勝利の感動を味わう事ができ、いい思い出になること間違いなしです!

2.個サル

 「個サル」これは「個人参加フットサル」の略語です。

 主にフットサル施設の主催で個人の参加者を集い、その場に集まった人達でチームに分かれて、試合を楽しむプログラムになっています。(試合の進行やチーム分け、審判などの仕切り役は慣れたスタッフが担当してくれます。)

 名前の通り個人参加型ですので、自身の参加費(目安として2時間で1,000~2,000円程度)を支払えば誰でも参加できるスタイル(途中参加や途中退室も可)で、最近では多くのフットサル施設や総合体育館で、平日の昼間や土日の早朝などいろんな時間帯で行われており、ボールを蹴りたいと思ったら、いつでも簡単に参加できるのが魅力のひとつです。

 女性や初心者にとっては、一見「個サル」への参加はハードルが高そうに思えますが、そんなことはありません。

 フットサル施設では、性別や年齢、レベルに応じた個サルを開催、募集していて、例えばエンジョイ系個サルは男女ミックスでワイワイと初心者にもやさしく、激しいタックルや膝より上のシュートを禁止していたりもします。

 女性限定の「レディース個サル」や、初心者向けの練習をしてくれる「クリニック」など、フットサル場によって、参加者のニーズに合わせた多種多様なプログラムが用意されています。

 まずは自分の好みやレベルにあった「個サル」を探すことから始めるのがおススメです。

 フットサルはしたいけど初対面の人達と一緒にボールを蹴るのは少し抵抗があるとか、人見知りなので恥ずかしいと不安に思う人もいるかも知れません。

 そんな人は、まずは友達と一緒に参加してみるのもいいでしょう。

 仲間を集めてコートを借りるより手軽ですし、誰かとプレーしたいフットサル好きが集まっているので、プレー中に「ナイスプレー!」「ナイスシュート!」とコミュニケーションを取るだけでも自然に仲間の輪が広がること間違いなしです。

 ゆくゆくは個サル初心者だった自分と同じような境遇の方に逆に声をかけている、というような事になったら素晴らしいですよね!?

3.レンタルコート

 大会と同じようにフットサル施設のサイトから予約を、30分や1時間単位でコートを借りて集まったメンバーでフットサルをする、というものです。

 コートだけでなくボール、ビブスなどの用意もなくでき、フットサルシューズや運動着についてもレンタルできるところもあり、後片付け等も不要な場合が多いのでそこまで手間はありません。

 人数が集まらない、コート代が少し高いな、という場合には知り合いのチームや団体を呼んだりして試合をしたうえで、レンタルコート代は折半する、といった方法もありますので参考にしてみてください。

 私は会社の運動好きの人や取引先の方を集めてレンタルコートを借り、フットサル大会をしたり、チームを分けてひたすらミニゲームをする、という事を企画していました。

 普段会う感じとは異なり、一気に距離感が縮まり、その後のコミュニケーションがスムーズになり助かった、という経験もありましたのでぜひやってみてはいかがでしょうか??

4.チーム

 一般的に競技としてフットサルをしているチームを「競技系」。

 リーグなどには参加せず、楽しくフットサルができればというチームを「エンジョイ系」と呼ばれたりしています。

 どちらもチームして活動してますが、競技系については、市や区、または都道府県のリーグに登録して大会に出るので細かい規定やルールもあります。

 エンジョイ系についてはフットサル施設の大会などの大会に参加する、というものです。

 試合用のユニフォームを作ったりし一体感も生まれ、みんなで活動している実感も感じられるのでチームメイトとの関係は深まっていきます。

 私も現在東京都のフットサルリーグに登録している競技系のチームで頑張っています!!

まとめ

 私がフットサルについて体験したことも含めて振り返ってみると、現在のように男女問わず人気が出て、交流も盛んなスポーツになるとは思いもよりませんでした。

 この他にもお伝えできなかったフットサルの魅力はたくさんあります。

 フットサルを通じてたくさんの方とコミュニケーションを取って自分の身の回りの人間関係を更に拡大できるようにしていきたいです。

 私だけでなく、本記事を見てフットサルの魅力を感じてくれた皆様にとってもこれからの人生を明るくするツールとして活用してください!!

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